お気に入りの場所3選−①
さて今回から、「我が家のお気に入りの場所を3選」+「 予想外に気に入った場所オマケ1選」をご紹介します。
一箇所ごとに思い入れが強く、各箇所で説明が長くなってしまいそうなので、1箇所ずつご紹介します。
お気に入りの場所3選ー①2階ホール
階段を上がってすぐのところにホールを設け、270cm幅のカウンターとホスクリーンを2セット設置しています。
賃貸住まいの時は洗濯物を室内干しにしていたのですが、広くない部屋だったので、生活スペースへ常に洗濯物が侵食している状態でした。
私はいかにも生活感が溢れ出るその様子があまり好きになれず、独立したサンルームや家事室とまではいかなくても、何かしら洗濯物を干して畳んだりアイロンをかけたり、ミシンを踏んだり、そういう場所があったらいいなあと思っていたので、新築の際にはぜひ取り入れたい場所の一つでした。
作業スペースとしても活用、自由度の高い空間に
導入の経緯は上記のとおりですが、実は我が家では現在、ドラム式洗濯乾燥機を使用しているので、こちらには日常的には洗濯物を干していません。住んでみると予定とは違うところも出てくるもので、実際のところ現在はちょっと違う使い方がメインになっています。
大きなシーツやアウトドア用品等、乾燥機をかけずに干す場合には使っていますが、現在の主な用途はこちらです(本当に日常的な風景ですので、乱雑ですみません)↓
現在は主にカウンターを私の作業スペースとして活用中。書き物をしたり、パソコン作業をしたりと、ちょっと集中したいときや物を広げたい時などに大活躍しています。
娘と並んで一緒に作業することも可能です。
吹き抜けは必要か否か
さて、設計段階の話ですが、ホールについてはこの間取りに決めるまで、かなりの葛藤がありました。
それは階段部分に吹き抜けを採用するかどうかについてです。
大工さんと相談しながら変更した箇所もあるので、厳密には違う部分もあるのですが、
最終的な設計段階での図面(左)と、初期の図面はこちらです↓
採用した間取りの図面(A社) 初期段階の提案図面(B社)
まず、この「部屋ではない部分」に5.8畳も割くのを良しとするかどうかは人によって意見が分かれるところだと思います。
私たち夫婦も、設計時は本当にこれでいいのか、子ども部屋を広くした方がいいのではないかと散々悩みました。
そもそも吹き抜けについては、各工務店やビルダーで考え方が本当にびっくりするくらい違っていました。
元から吹き抜けやシーリンファンに憧れも持っていたこともあって、それぞれの見解を聞いた上でも、どうしたら最善な状態なのか自信を持てずに吹き抜けを採用するかどうか、最後まで非常に心が揺れました。
「家を建てよう!」と一念発起したはいいものの、スタート時は右も左もわからなかった私たち。
一番最初にもらったB社の図面を基本として何社か並行し相談していましたが、まず各社で意見が割れたのがこの吹き抜けでした。
上の図面を出してくれた2社の、主な考え方の違いはこちらです。
A社(最終契約をした地元工務店) | B社(最終契約をA社と競ったビルダー) | |
属性 | 地域密着型の地元工務店。当初は名前すら知らなかったが、検索しまくった結果たどり着いた。グレード毎に坪単価が明確になっていて分かり易かった。他社に比べ割安 | ビルダー。本格的な設計に入る際は設計料が必要。初期から相談し、A社とも最終局面を争ったが、金銭面で折り合わず契約に至らなかった |
設計や提案の全体的な印象 | 洋風な建物が得意との周囲の評価。私たち夫婦の趣味ではない住宅もあり、センスに光るものを感じた訳ではなかったが、実用レベルでこの色は傷が目立ちにくいなどのアドバイスが具体的で役に立った。 | 全体的におしゃれ。相談した各社の中で、間取りや提案書自体のセンスはピカイチ。営業の方も物腰が柔らかく、親身になってくれたほか、提携ライフプランナーの方の無料相談などもできた。 |
吹き抜けに対する基本姿勢 | あればおしゃれという程度で、基本的には採用していない模様。希望があれば取り入れるのかもしれないが、完成見学会にも数回足を運んだところ、吹き抜けを採用している住宅はなかった | 完成見学会やモデルルームにも吹き抜けがあった。おしゃれだけではなく、開放感や明るさの面でも吹き抜け推し |
我が家の設計に対しての見解 | 今回のように幅60cm程度の吹き抜けであれば、採光面や開放感のメリットよりも空調の効率が落ちるデメリットが懸念されるとのこと(降雪地帯であるため)。採光に関しては、階段につながるリビングに大きな窓があるので、十分明るさが確保できるとの見解 | 採光面であったほうが良いと強調。60cmでも、ないとあるではそこそこ違いが出るとの考え。そもそも空調については各所でエアコンを設置する方針の会社だった上、シーリングファンもつけるようだったのであまり空調面を心配する必要がなかったのかもしれない。 |
結果から言うと空調などの話ではなく、洗濯物をホスクリーンに干した場合に圧迫感を感じながら作業をするのが嫌だったので、吹き抜けの分を閉じて床にし、その分の面積を広く確保しました。
実際に住んでみると、冬期間、リビングにいる時に2階に空調をつけていないと、やはり階段から若干の冷気を感じることがあったため、現在はカーテンを付けています。
これが吹き抜けだったら、寒くはないにしろエアコンをフル稼働しなければいけなかったかもなと思ったりしています。
我が家はランニングコストの面も重視していたので、結果的に良い方に転がったなと感じました。
動画を見てもらえるとわかるのですが、小さな机を出して床に座れる余裕もあるので、私はカウンターで作業しながら娘は床に座って宿題をするとか、同じ空間を共有しながら、各々がやりたいことをできる余裕があるのも気に入っています。
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